銀行と証券、それはカルチャーがまったく異なるとよく言われる。でも、だからこそ、刺激も学ぶことも多い、そして、お客さまに寄り添うためにもそれを経験することが大切だ、と4年間SMBC日興証券に出向した人は語る。 銀行と証券、それはカルチャーがまったく異なるとよく言われる。でも、だからこそ、刺激も学ぶことも多い、そして、お客さまに寄り添うためにもそれを経験することが大切だ、と4年間SMBC日興証券に出向した人は語る。

人と一対一で向き合う、そんな仕事がしたくてSMBCのリテール営業へ。 人と一対一で向き合う、そんな仕事がしたくてSMBCのリテール営業へ。

人と向き合っていける
リテール営業
を仕事にしたい。
そのような想いを抱いたのは
大学時代に携わった
予備校でのチューター経験です。
生徒の話を聞き、一人ひとりの性格や
根底に流れる価値観などを把握しながら
やりたいことを実現していく
勉強の仕方はもちろん、
進路や受験に対する
悩みへのアドバイスなどを行っていました。
その中で強く感じたのは、
人と一対一で向き合う仕事は、
大変な面もあるけど、
すごくやりがいがある
ということ。
そのため、就職活動でも
人と向き合える仕事は何か、という視点から
様々な業界や仕事を調べ、
もっと人と向き合えるフィールドはどこか、
と探していきました。
そこで出会ったのが、リテール営業。
人と向き合い、人生という視点で
寄り添える場がここにはある
と感じました。
その中でも一番仕事に熱心で誇りを持って
働いている方が多いと感じたSMBCに入行。
埼玉の川口支店に配属され、
銀行の基礎を学んだ後、
赤羽・川口エリアの
お客さま一人ひとりと向き合い、
寄り添う日々を
過ごしていくようになりました。

コンサルティング業務部小須田 里佳[2016年入行]

3年目、SMBC日興証券への出向。最初はちょっと怖いな、私でやっていけるだろうか、というのが正直な気持ちだった。 3年目、SMBC日興証券への出向。最初はちょっと怖いな、私でやっていけるだろうか、というのが正直な気持ちだった。

銀行のリテール営業として
知識もスキルも身についてきた入行3年目、
2018年4月に私はSMBC日興証券への出向
経験することになります。
後々、振り返れば、この経験が
私を大きく成長させてくれることになるのですが、
当初は、証券に出向するというキャリアを歩む
イメージを
まったく持っていなかったこともあり、
個々の数字に厳しさがあると聞いていた
証券のフィールド
に少し怖さを感じていました。
また、もともと自分を強くアピールすることが
苦手なこともあり、
チームより個というイメージの
証券で私がやっていけるだろうか、と
不安があったのも正直な気持ちでした。
ただ、実際に出向してみると、
個人主義という
イメージに反し、予想以上にチームなんだな、

と感じることもしばしば。
うまくいかないことがあれば、先輩からこまめに
アドバイスをいただくことはもちろん、
チームメンバーみんなで議論することも
多々ありました。
また、数字にこだわるというのは強く感じましたが、
それも、ただ売ればいいということではありません。
結局のところ自分が提供した運用商品が
いい結果を生み出さなければ

評価されず、
お客さまは離れていってしまいます。

だからこそ、日々、マーケット知識などの
研鑽を積み、結果を出す、
そのことへのこだわりを身にしみて学んだのは
証券への出向があったからだと思います。
そして、何よりも出向経験が大きかったと思うのは、
SMBCへの入行当時から私が大事にしていた
お客さまに寄り添った仕事をしていくこと、
その目標に近づけた
ことです。
「お客さまに寄り添う」とは、商品主語ではなく、
お客さまを主語にするということ。
そのためには、お客さまのどのようなニーズにも
応えられる
幅広い商品知識が土台となります。
お客さまに寄り添う、お客さまを主語にする、
そのためには、今までの銀行や証券の枠組みを
越えた知識や取組が欠かせないのだと、
今、私は強く感じています。

「なんてことしてくれるんだ」というご子息からの電話。そして、二世代の資産管理を担うまで。 「なんてことしてくれるんだ」というご子息からの電話。そして、二世代の資産管理を担うまで。

SMBC日興証券出向時代の
忘れられない仕事
はたくさんあるのですが、
その中から一つ紹介したいと思います。
それは、70代で他社において
資産運用をしておられた方への営業です。
もともと新規開拓で
電話をかけたところからの出会いでしたが、
様々なお話を聞いていく中で、
ご家族のことをすごく大事に思っておられること、
そして、高齢であるため先を考えると、
ご家族のためにこのままでいいのか
すごく不安があることがわかりました。
そこで、私は保険の話をし、加入いただきました。
その数日後、ご子息から、
「なんてことしてくれるんだ」と一本の電話が。
ご子息からすれば、
勝手に入られて、騙されているんじゃないか、
という気持ちがあったんだと思います。
そこで、私はお父さまの想いを汲んだ
本当にいい商品だという自信を持っていたので、
ご子息への説明の機会をいただきました。
商品の内容とともに、相続対策にも
使えることなどをきちんと説明したところ
ご子息も納得していただき、
「いいものを紹介してくれた」と笑顔に。
その後、さらに様々なサポートをしている中で、
お父さまの全資金の資産管理のみならず、
ご子息自身の資産、

そして、開業していたクリニックの資産管理までも
任せてもらえることになりました。

お客さまに、そしてその人生に寄り添う、
それを見据え、考え、行動していれば、
それでいい。ということを
再度、
心の中で強く認識した出来事だったと思います。

コンサルティング業務部小須田 里佳[2016年入行]

公募で自ら手を挙げ、SMBCのコンサルティング業務部へ。約3,000人の営業の力を伸ばし、もっと「お客さまに寄り添う」を広げていく。 公募で自ら手を挙げ、SMBCのコンサルティング業務部へ。約3,000人の営業の力を伸ばし、もっと「お客さまに寄り添う」を広げていく。

4年間のSMBC日興証券への出向後、
公募を活用し、SMBCのコンサルティング業務部へ。
現在はお客さまのご意向、
リスク許容度に合わせた分散投資ができる
ファンドラップの販売促進を担当。
基本的にファンドラップという商品は
長期運用ができるもの。
だからこそ、当商品をもとに、
米国などでは
主流になっているゴールベースアプローチ手法の
普及
に取り組んでいます。
ゴールベースアプローチとは、
お客さまの長期的な夢や目標に向けて
資金計画を立て、管理する手法であり、
そのためには、「何のために運用するのか」
「運用の目的は何か」という
お客さまの考えを
掘り起こす営業担当者の手腕が必要になります。
そこで、わかりやすい提案資料や
顧客向けツールの作成、セミナーの主催はもちろん、

営業担当者、一人ひとりがお客さまの
パートナーとなれるよう

勉強会も開催しています。
日本全国の担当者は約3,000人もいるため、
直接伝えることが難しい場面もあり、
教材動画を作成し、活用も。
SMBCに入行した際は、
将来、私が動画を作成するなんて
露ほどにも思いませんでしたが、
不慣れながら懸命に頑張っています。(笑)
銀行の業務は、
お客さまの人生に直接つながることができる仕事、
だからこそ、SMBCがもっともっと
お客さまに寄り添っていければ

誰もがやりたいこと、かなえたい夢を
諦めなくていい社会につながっていく、

そう信じて、これからも様々な取組を
推し進めていきたいと思います。

※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。