横川 花野横川 花野
株式会社SMBCファミリーワークス代表取締役社長(ライフシフト・ソリューション部と兼務)横川 花野[2009年入行]
銀行は今、自らの枠組みを越えようとしている。だが、実感がない人も多いかもしれない。それは、BtoB領域での新規ビジネス、非金融ビジネスが多く、一般ユーザーが触れ合う機会が少ないことが一つの大きな理由だろう。だけど、BtoCでも動きは始まっている、それを担っている人がいる・・・ 銀行は今、自らの枠組みを越えようとしている。だが、実感がない人も多いかもしれない。それは、BtoB領域での新規ビジネス、非金融ビジネスが多く、一般ユーザーが触れ合う機会が少ないことが一つの大きな理由だろう。だけど、BtoCでも動きは始まっている、それを担っている人がいる・・・

入行した時は思いもしなかったフィールドが今、ここには広がっている。

14年前、SMBCに入行した私がしたかったことは、
資産運用などのご提案・ご案内を通して
お客さまの人生に寄り添うこと。
キャリアを歩んでいく先には
支店長という道がある、というくらいでした。
当時、銀行はもちろん、
ファイナンシャルグループ全体を見ても、
別会社をつくってということは
考えられませんでしたし、
しかもそれが非金融分野でとは、
想像していませんでした。
それが今は、私が社長になっているのだから、
ここ最近の変化と
それを生み出す新領域への挑戦は
すごい勢いで展開されていると感じています。
それに伴い、働く一人ひとりのキャリアの幅も
大きく広がっていますし、
これからもどんどん広がっていくと思います。
様々な業界、業種と触れ合う中で感じるのは、
一番変化している企業、
それが、SMBCじゃないか
ということですね。
だって、ここには14年前に
思いもしなかったフィールドが広がっており、
そんな企業、他にないのではないでしょうか。

本業のおまけではなく、このサービスとしてビジネスを。別会社として展開している意味。

本業のおまけではなく、このサービスとしてビジネスを。別会社として展開している意味。

私が代表取締役社長を務める
株式会社SMBCファミリーワークスは、
デジタルプラットフォーム事業を展開する企業です。
テーマとするのは家族課題。
「つなぐ」をコンセプトに、お金はもちろん、
健康、生活の観点で未来を予報、
「リスクを見える化」し、「見守り」を行い、
ご家族の生活の質の向上を目指しています。
多くの人が漠然と未来に備えなければならない
という意識を持っているかもしれませんが、
一方でどのように、
何に対応したらよいかわからない、
というのも事実。
それを家族で一緒に
考えていけるようにしたいと思っています。
ここで重要なのは、SMBCの一部門で
展開されているサービスではなく、
別会社にして展開していることです。
本業である金融だけでなく、
非金融のサービスを含め
お客さまのニーズに応え、

新しい市場を開拓していく、そして、
当ビジネス単体でもお客さまに
価値を提供していく
ことを
私たちは大事にしています。
SMBCグループの太田社長も
「別に銀行である必要はない」と語っていますが、
SMBCファミリーワークスはまさに、
真剣に価値創造に挑むSMBCの意志の表れ。
そうすることによってこそ、金融分野との
大きなシナジーも生まれてくると考えています。
また、それは別会社として私たちの挑戦を
行っていける
ということを意味しています。
その中で、今後は家族をテーマに
孫世代へと家族のテーマを広げるなど、
時代の変化に合わせてタイムリーかつ柔軟に
新しい取り組みを実装していきたいですね。

私が社長に!?やってみよう、経験に勝るものはないんだから。私が社長に!?やってみよう、経験に勝るものはないんだから。

私が担う社長というポジションについても
少しお話を。
もともと当デジタルプラットフォーム事業の
はじまりは、
私も参加していた人生100年時代
プロジェクトチームにあります。
そして、会社が立ち上がるというときに、
社長として任されたのが私でした。
正直、最初は
「えっ、私が社長に!?」と戸惑いました。
でも、実際にお客さまのご自宅にお伺いして
様々なニーズや課題をお聞きし続けていた
支店での業務経験や
商品開発に携わった経験を
活かしてほしい、ということだと思いました。
確かに不安がなかったといえば嘘になりますが、
それ以上に単純にやってみよう
という気持ちが強かったのも事実です。
せっかくいただいたチャンス、
社長になんてなかなかなれるものでもない、
昔から仕事はすべてが経験、
経験に勝るものはない
と考えていたので、
「新しい経験ができる、それなら飛び込もう」と。
実際、今までとは違う多様な方々と
会う機会も増え、担う業務も責任も圧倒的に増し、
考えること、見るものも広がり、
人として成長できる契機をいただけた、
と感じています。
もちろん会社の運営、新規ビジネスの展開など、
悩むことばかりです。
それでも、目の前の壁をどうするかを越えて
未来を見据え、

そのために今どうあるべきかを
考えていく
ことが身についたのも、
社長業に
取り組んでいるおかげではと感じています。
今後、家族のあり方も人の生き方も
どんどん変わっていくはず。
教育、居住地、働くなど様々な観点での
今の当たり前は10年後の当たり前では
なくなっているはず
で、
その未来をつかむものにしていくのが、
私の仕事だと思っています。

学生のときより勉強している。だって、きちんと取り組めばやってみたいなを叶えてくれる環境だから。

学生のときより勉強している。だって、きちんと取り組めばやってみたいなを叶えてくれる環境だから。 学生のときより勉強している。だって、きちんと取り組めばやってみたいなを叶えてくれる環境だから。

働いてからずっと、新しいことは面白いと思って
進んで経験してきましたし、
やってみたいということは伝えてきました。
そして、SMBCはそんな想いに応えてくれる
フィールドがあると自信を持ってお伝えできます。
ただ、誤解しないでほしいのは、
権利と責任は同居する
ということ。
やってみたいな、と表明したからには、
それを成していく責任も生じますし、
成し遂げるためには知識も必要です。
そのためには学び続け、
成長し続けなければなりません。
だからこそ、社会人になってもたくさん勉強します。
座学はもちろんですが、それ以上に、
情報を集めるという意味で
努力をし続けなくてはいけないと思っています。
価値ある情報って難しくて、
誰でも自然に入ってくるものではないんです。
自分で苦労して取りにいかなければ
入ってこないものがたくさんある。

そのためには主体的に動き、
通常仕事をしている中で時間を生み出していき、
様々な人間関係やネットワークも
築いていくことが有益です。
さらに世の中の様々な事象はつながっているので、
自分が見据える分野だけでなく、
他の分野はもとより、世の中がどうなっているか、
そういうところまで視野を
広げていく必要もあります。
そういう意味では、
知らないことにたくさん出会っていきたい人、
知らないことを知ることが面白いと思える
好奇心旺盛な人は

SMBCで働くことに
向いている
と思います。
未知の世界を思い描いて、先駆けて実現する、
その裏側には、意欲とそれを裏打ちする努力が
必要なんだと皆さんにお伝えしたいですね。

※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。